○○尽くしと呼ばれる柄は同じモチーフの柄を集めて文様として表現されています。
尽くしの他にも貝の柄を集めた貝尽くし、楽器を集めた楽器尽くしなどがあります。
宝尽くしは元々中国の文様でいろいろな宝物を並べた縁起のよい吉祥文様として作られました。
室町時代に日本へと伝わりその後、日本国内で様々なアレンジを加えられ今のような形になりました。
縁起物を並べているので結婚式、入学祝、出産祝いなど様々な祝いの場面で使用する事が出来ます。
主に着物や帯などに使われているのですが持ち運びが簡単にできるよう袱紗に宝尽くしを施しました。
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今月のおすすめキット
今月のおすすめキットは伝統柄の源氏香と宝尽くしの袱紗キットです。
平安時代から続く日本の伝統を感じるだけではなく縁起物としても有名なので結婚式のご祝儀を包むにはぴったりの袱紗になります。
簡単な仕立てであればご自身でできるよう仕立ての説明書も同封しております。
裏地を付けた本格的な包み袱紗にしたい場合は中村刺繍で承っておりますので、お気兼ねなくご依頼頂ければと思います。
包み袱紗とは
袱紗は貴重品が入った箱などの上に掛けられていた風呂敷が始まりとされています。
その風呂敷が贈り物などを運ぶ際の汚れや日焼けを防止する用途で使用されるようになり、金品を贈る時の儀礼や心遣いとして用いられるようになりました。
現在では主に冠婚葬祭の時に熨斗袋(祝儀袋・不祝儀袋)を包む為に使われています。
お茶で使用する【帛紗】とは大きな違いは無いのですが、サイズが違いますのでお仕立ての際にサイズを調整する必要がございます。

縁起の良い宝物を散りばめた袱紗キットです。
福を呼ぶ文様として晴れ着などにも数多く使用されています。
平安時代より伝わる伝統柄を使用した袱紗キットです。
源氏香は香道から生まれた組香の一種です。
五種類の香木をそれぞれ五包ずつ合計二十五包用意しランダムに組み合わせてどの香木を組み合わせたか当てる遊びとなっています。
源氏物語のタイトルに使用されている為、【源氏】香という名がつけられました。
古くより着物や帯の文様また家紋や和菓子などにも使用されそのデザイン性の高さが伺えます。
このキットは左から椎本(しいがもと)、御法(みのり)、夕霧(ゆうぎり)、若奈下(わかなげ)、幻(まぼろし)の組み合わせになります。
日本刺繍のあれこれ、京都の豆知識など、紹介しています。